総合研究所プロジェクト研究

農大和牛プロジェクト研究

東京農業大学の生殖技術と開発した体外受精卵作成技術を用いた「農大和牛プロジェクト」をご紹介します。

本プロジェクトは、農学部岩田尚孝教授と動物科学科動物生殖学研究室の学生たちが富士農場で研究開発した赤黒和牛を「農大和牛(仮称)」として商標登録・商品化して、肥育農家を助け、牧草主体で育った健康的な赤身のおいしい牛肉を消費者に届ける新たな取組みを行うものです。これにより、実学としての学生教育の向上だけでなく、本学の研究力やブランドカを強化し、さらに、肉牛生産に係る新たな仕組みを提示して農業振興や地域活性化にも貢献することを目的としています。

「農大和牛」は、黒毛和種の卵子と褐色和種の凍結精子を使い、乳牛に移植して子牛を誕生させ、主に牧草を食べさせ、輸入資料の量を減らして育てます。これにより、現在日本の和牛生産が抱える課題である子牛価格や飼料高騰などを解決することで、肥育農家の経営を安定させることができます。

農大和牛の歩み

最近の研究内容

研究課題

農大和牛の作成と肥育を介した新しい農大ブランドの作成

本研究では、研究室での生殖技術の実学として、開発した体外受精卵作成技術を用いて黒毛和種の卵子と褐毛種の精液から胚を作成し、ここから農大和牛を作成します。作成した和牛は牧草食で肥育し、食肉流通を担っている会社と連携し市場に出す形を模索します。併せて、グラスビーフ生産のメリットを整理しその知名度を向上させます。大学農場や外部の牧場で和牛作成する場合に併せて受精卵を生産しこれを用いて試験的に子牛生産を行う他、大学での和牛生産を通して学科や大学のブランド力を向上させることを目指しています。

プロジェクト期間

2021年度~継続中

研究資金

学内プロジェクト研究

実施場所

主研究室:東京農業大学 厚木キャンパス

担当所管

東京農業大学 総合研究所

  • Tel: 03-5477-2532

お問合せ・ご相談

研究、産学官・地域連携、知的財産・技術移転等に関するお問い合わせ・ご相談はこちらから

PAGE TOP