活動報告 主な紹介
伊那市は長野県南部に位置し、東に南アルプス、西には中央アルプスと二つのアルプスに抱かれ、南北に流れる天竜川や南アルプスを源流とする三峰川沿いには平地が広がり、河岸段丘が見られます。中央自動車道も整備され、東京・名古屋のほぼ中央に位置しています。「天下第一の桜」と称される高遠城址公園の桜や、仙丈ケ岳を中心とする南アルプス国立公園といった観光資源があります。また、スキー場や農業公園、温泉入浴施設なども整備され、多くの観光客がこれらの観光地を訪れています。
本学森林総合科学科の上原巌教授が伐採されたカラマツ材の調査研究を開始し、豊富な森林資源の活用を目的とした「山村活性化支援プロジェクト」に参加したことが始まりです。
伊那市高遠町の里山を対象とした①伐採されたカラマツ材の木炭化や木酢液・バイオオイルの抽出、②菌根性きのこの生育環境を整え、キノコの増殖を図り、直売所等での販売(予定)を目的としています。
平成30年1月19日(金)に、東京農業大学地域創成科学科地域デザイン学研究室と長野県伊那市とで、「山村活性化フォーラム」ならびに、「地域食材研究会」を開催しました。
「山村活性化フォーラム」では、包括連携協定により実践されたカラマツ材等の高付加価値に関する研究(森林総合科学科上原巌教授)や、伊那の景観調査(地域創成科学科町田怜子助教、源流大学矢野加奈子研究員)が報告されました。
地域食材研究会では、伊那のキクラゲや、昆虫食、リンゴ、豆腐や甘酒等の地域食材を試食し、里山文化資源を活かした地域活性化の方策を議論しました。
東京農業大学(東京都世田谷区桜1-1-1、学長:髙野克己)は、長野県伊那市(長野県伊那市下新田3050、市長:白鳥孝)、上伊那農業協同組合(長野県伊那市狐島4291、組合長:御子柴茂樹)、上伊那森林組合(長野県伊那市東春近1604番地1、組合長:白鳥孝)と包括連携協定を締結しました。
本協定の活動内容は、(1)農林業の振興に関する事項 (2)地域資源を生かした6次産業化等に関する事項 (3)教育・研究・文化振興に関する事項 (4)就職及び就農支援による人材育成に関する事項を主な柱としています。を主な柱としています。
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