活動報告 主な紹介
福島県浜通りの最東端に位置し、東は太平洋に面し、西は阿武隈山系の山々が海岸線から10㎞地点まで延びている。面積は223.10k㎡。7割近くが山林で、請戸川、高瀬川の二つの河川があり、豊かな水源を所有している。
H23年3月の東日本大震災により、震度6強の揺れを観測したほか15mを超える津波により、約6k㎡が浸水し、651戸が全壊、死者182名(うち行方不明31名)の甚大な被害を受けた。福島第一原発より北方約4kmに位置することから、東日本大震災に起因する原発事故により全町民(当時約21,500人)の避難を余儀なくされた。H29年3月31日より、沿岸部の一部地域での避難指示が解除されたものの、H30年10月現在で853名のみの帰還に留まる。復興計画(二次)をもとに震災前と全く同じ町でなくとも、苦難から立ち上がった町民の方々が笑顔で生活している町を目指して、復興を進めている。
2018年秋より㈱舞台ファームと連携活動を開始。地域創成学科の学生が稲刈りやワークショップを開催、復興支援特別セミナーを東京農大3キャンパスで開催しました。
座長を東京農業大学 黒瀧教授が務め、浪江町における農業の復興について課題を提示し、今後これらの課題を乗り越え、復興のみならず新たな産業としての”新興”を目指していくためには何をすべきなのか、福島県沿岸部支援に携わる有識者を交え、議論を深めた。
浪江町の現状を確認し、実際に営農再開に取り組む地元農業者との座談会・意見交換会を実施、今後、東京農業大学として支援を継続するうえで、新規就農や6次産業化に関する農業課題を、学生らしい斬新なアイデアで検討した。
稲刈りイベント
花き栽培ハウスを訪問
浪江町と本学は、平成 31 年 1 月 31 日に連携協定を締結しました。おもな活動としては(1)東京農業大学が持つ復興知の理念に基づいた地域の活性化に関すること(2)遊休荒廃農地の再生に関すること(3)農産物流通の再開と創造、六次産業化による浪江ブランドの構築に関すること(4)土地利用の高度化と営農再開ビジョンの構築に関すること(5)移住・定住、健康増進に関すること(6)就職、就農支援による人材の相互育成・教育に関することを主な柱としています。
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