部会の紹介

食と農の環境工学部会

部会長 中村 好男 / 連絡幹事 藤川 智紀

有史以来、日本列島に定住した人々は、生き繁栄するため「食」を安定的に確保することに努力してきました。そのために、「農耕」(Ager-Cultus)を発見し、農地の拡大と水利の開発および農業機械・施設などの技術革新を図ってきました。そして、食料と農業生産の増加や安定化を図り、人々の共同体としての農村(むら)を形成し、扶養する人口を増やし、今日の経済発展の基礎を作ってきました。

現在、この食料・農業・農村は、わが国の産業経済の発展および国際化の進展によって、大きな変貌をきたしています。さらに、人口減少・高齢社会の中で、農業・農村の構造も脆弱化し、国民に対する「食」の安定・安心な供給にも支障をきたす恐れが出てきています。こうした中で、食料・農業・農村の構造を支える国民の社会資本である農地、水利、機械・施設、地域共同体等の維持、発展、再生を図ることは急務となっています。

そこで、当部会では、食と農の社会資本について、主に工学的なアプローチを産学官の連携によって進め、広くその成果を発信するために、農地の適正な保全と利用、土地改良施設の適正な維持・更新・管理、機械・施設・ICT等の技術革新、再生可能エネルギーの開発・普及、農村環境の創造などのテーマについて理論と実際の融合を図るための活動を行っていきます。

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